初の書道展へ
モアイの仲間は何だか立派な諸先生ばかりで、若輩者の私はただただついて行っているだけですが・・。
今日はその仲間の書道家 豊平峰雲先生の、沖縄県書作家協会木筆会主催の書道展へ行ってきました。
書、と言われても教養のない私は「わ~すごいかも・・、でも読めないし・・・」程度のものだったのですが、峰雲先生のお話を聞いてちょっと目からウロコでした。
書く言葉のイメージで紙を選ぶところから始まり、内容を自分なりに理解しそれをどういう気持ちでどう表現するのか、そのためには筆はどんなで墨はどんなで・・、そして最後に己の想いを一気に書き表すと。
文字を上手に書くことは関係なく、たとえ読めなくとも何かを伝えること、それが大切なことだと。
綺麗に上手に書くのはお習字で、書道とはもっと芸術的なものなんですね。
「へー、かっこいい」と聞きながら、考えてみればこれって日本舞踊と全く同じことなんだなと気づきました。
手段や表現方法は違っても、自分の想いの何かを人に伝えることが表現者の役割です。
稽古はそのための訓練ですから。
そういうお話をして会場を見て回れば、またひと味違った鑑賞ができ、来た時より楽しい気持ちで帰ることができました。
ちょっと芸術的な一日だったかも。